普段は帰りが遅いし、休日もあまりテレビを見る習慣がないので本当にたまたまだったんだけど、KinKi Kidsが出ている「僕らの音楽」を見ました。7月21日でデビュー10周年らしくて、吉田拓郎氏との対談でした。関係ないけれど、あの番組の草薙剛のナレーションはすごくいい雰囲気を出しているように思っています。下手にアナウンサーの人なんかがやるよりずっと。
たしか彼らのデビューっていうのは僕が中学生だったころ(年がバレるな…)なんだけど、そのころちょうど音楽というものに触れ始めたころで、クラスの女の子にもすごく人気があったのを覚えています。でも、当時の僕からしても彼らはすごく危なっかしい感じで、テレビに出てる人も緊張したりうまくしゃべれなかったりするもんなんだなあみたいなことを思ったのも覚えています。ブラウン管に映る人たちは偶像としか考えていなかった僕にとって、それがとても新鮮だったと同時に、それを垣間見せてしまった彼らのことはあまり好きになれませんでした。光一氏は本当に歌が上手ではなかったし。二人とも人前に出るのがあまり得意でないことは後から知りましたが。
それでも、出す曲はよく売れていたようなので、目にする機会は多かったように思います(不思議でならなかったけど)。25作連続でオリコンシングルチャート初登場第1位を継続中で、ギネス記録更新中なんだとか。初めて司会業をやった番組をぼんやり覚えていて、確かありえないほどぎこちない進行でした。そのころにはすでに僕も下手なものに対して下手だとはっきり思えるようになってしまっていたので、ギターを弾いてみたり、いろんなことにやろうとする彼らを見て、なんでこの二人はひどく未完成なものを平気で露出するんだろう、というような印象を持っていました。今から考えれば、自分がギター弾きであったことも多分に悪く作用していたように思います。
でも、さっき見た彼らは僕の頭の中にあった彼らとは全然違って、そりゃあまだたくさん荒削りなところもあって危なっかしいのは危なっかしいのですが、その未完成な雰囲気も、彼らは彼ら自信の魅力にできるようになっていたし、彼らの切れ端やかけらだけを目の当たりにするこちら側を和ませてくれたり元気にさせてくれたりとか何かを伝えてくれたりとか、そういうことが自然にできるようになっていて、なんだかすごく不思議な感じでした(光一氏はハスキーボイスをしっかり活かせるようになっていたし)。なんか立派になってて、初めて見たころの彼らとは本当に全然違うものになっているのが僕にとってすごくセンセーショナルだった。そりゃまあ、彼らが10年の間に乗り越えたものは自分たちの努力だけじゃなく、いろいろ外的な力も働いていることでしょうけれどもね、事務所はお強いようだしね。
でも考えてみれば、確かに二人が何かしようとしている姿は割とよく見ることがあって(おおむね下手だけどね)、そのせいか彼らが立ち止まっている印象ってあまりなくて、前に進もうとする姿の方がよく印象に残っています。少なくともそういう、見習えるところは謙虚に見習わないと、と彼らを見て思いました。10年あれば人が変わったり成長したりするのは当たり前としても、その10年の濃さによって度合いが変わってくるはずだし、濃いものにするかどうかはある程度自分で決められるのだから。その10年にどれだけ納得がいくかも。
10年後に僕がまだブロガーであるかどうかはわからないけれど、何らかの形でこの文章を読んだら恥ずかしくなるくらい立派でありたいなあと思って、こんなふうに書いてみました。あと、MTとかの話ばっかりじゃ飽きられそうなんで。
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