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Movable Type のプラグインを書いてみようかなと思う人が読むべき 2 冊の本

May 3, 2008 3:47 PM

ゴールデンウィークが今日から始まる人も、今日から後半に入る人もいると思うけれど、ちょっとプラグインでも書いてみようかな、と思う人へ。また、既存のプラグインを参考に書いてみているけれど、いまいち理屈がよくわからないなあ、という人にも。

プラグインの書き方が載っている本

Movable Type プロフェッショナル・スタイル を筆頭に最近充実してきた Movable Type 本も、2 年前には全くと言っていいほどめぼしいものがなく、あったとしても WEB 上で手に入るカスタマイズ方法をまとめただけのような本ばかりで、プラグインの書き方という点について言えば、情報がかなり乏しいのが実情でした。Movable Type が、まだ CMS としての脚光を浴びていなかったころの話です。

しかし、当時においても、この本だけは、少なくとも WEB では手に入りにくい、プラグインの書き方について扱っているという点ではいい内容だったし、解説においても少し Perl や、Perl でなくとも他のプログラミングに少しの理解があれば、すんなり理解できることと思います。Movable Type プラグインの書き方に大きな変化がない(この本は Movable Type ver. 3 のころのものですが、ver. 4 以降でもそのころの書き方は使えます)以上は、今でもプラグインを書きたい人が最初に読んでおいて損はないことと思います。

ブログ自由自在 Movable Type 上級カスタマイズ術
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ある程度プラグインを書くようになった今、理解を深めるために読み返してみると、なんとダイナミックパブリッシングのための、 対応したプラグインの書き方もちゃんと載っていました(ごめんなさい最近知りました)。さらに、ページ数は少ないけれど、いちばん肝心なデバッグ方法も載っています。このあたりの親切設計はさすが藤本壱氏(プラグイン開発の先駆者である著者の方)、といえます。Movable Type がブログツールでしかなかった当時に、この内容を出版することって、結構勇気も度胸もいると思います。

プラグインの記述言語である Perl を学ぶためには

僕がこの ブログ自由自在 Movable Type 上級カスタマイズ術 を購入したのは今の会社に入る 3 ヶ月くらい前で、正直なところ、プラグインを書くときに使う言語である Perl がよくわかっていませんでした。そんな人にはこれ。オライリーのリャマ本なんかよりよっぽど丁寧でよくわかります(ただし、本当に丁寧すぎるくらい丁寧なので、ある程度プログラミングに経験のある方はむしろリャマ本を選んだ方がよいでしょう)。

新版Perl言語プログラミングレッスン入門編
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最も基本的なことですが、プラグインがプラグインであるためには、

  • Perl で文法ミスなく記述されている
  • Movable Type が認識できる形式で書かれている

の二点は最低限クリアしなければなりません。そのためには、上の二冊はいずれも非常に役にたつでしょう。あとは、アイデアです。すなわち、何のためにどんな機能を持つものを書くか。基本的には既存プラグインのまねをすることから始めればよいのですが、プラグインが Perl で書かれる以上、Perl のモジュールを使ってできることはおおよそ可能です。そして、Perl には CPAN を通して広く利用され、デバッグ済みのたくさんの便利なモジュールがあります。作りたいもの、実現したい機能がはっきりすれば、大抵のことは実現できるでしょう。

それでも何を書いていいかよくわからなければ

グローバル・モディファイア(Movable Type ver. 3 でいうところのグローバル・フィルタ)を書くのが簡単でよいでしょう。


<$MTEntryBody hoge="1"$>

グローバル・モディファイアとは、MTEntryBody タグの引数 hoge の値に 1 を入れれば実行されるアレです。気負って高性能なものを作る必要はありません。自分専用のものから始めればよいのです。たとえば、エントリの本文で、「%*****%」の形式(%で囲まれている)だったらイタリック体になるとか、「!*****!」の形式(! で囲む)だったら太文字になるとか打ち消し線が入るとか、まずは自分がブログの記述をすることをどう楽にするか、を考えてみることが、プラグイン作成の第一歩になると思います。そして、ブロックタグ(Movable Type ver. 3 でいうところのコンテナタグ)が書けるようになれば、プラグインを書くことが趣味のひとつとなるでしょう(それが望ましいことかどうかは知らん)。

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