DIARY

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2011-05-07

May 9, 2011 11:13 PM

小康状態が続いていたが、祖母はゴールデンウィーク前半に亡くなった。葬儀のために奥さんとともに緊急に帰省し、久しぶりに家族と、そして、これから弔われる者として棺に収められていなければわからないほどに痩せてしまった祖母に再会した。悲しいと思うべきかもしれなかったけれど、思わなかった。見てくれが変わってしまったからなのか、最後に会ってから時間が経ちすぎたからなのか、僕の心がそれを拒否したからなのか、理由はよくわからない。

覚えているかいないかもよくわからない親戚やご近所様、祖母の友人と参列し、読み上げられるお経を聞き、食事をし、お酒を飲んだあと、火葬場へ行き遺骨を拾った。ついさっきまでそこにあった祖母の身体が骨になってしまった光景は、初めて見る僕にとってそれなりにショッキングだった。みんな、祖母の骨を拾いながら渡し箸の由来や骨の状態について会話していたけれど、それはどこか遠くの方で行われているみたいだった。

骨は綺麗でしっかりと形が残っていたが、箸の先で抑えると簡単に形が崩れた。みんなでできるだけたくさんの骨を拾って骨壷に入れて、伯父がそれを持って祖母の家に帰った。なかなか集まれないからという理由で葬儀と合わせて行われた初七日の後、家族や祖母に親しい人たちとしばらく談話し、奥さんと帰路についた。きっとこれから何回も祖母の法事が行われると思うけれど、僕が参加することはほとんどないだろうな、と思った。

葬儀というものがまだ、僕にはよく理解できなかった。


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