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倉敷チボリ公園に行ってきました

今、岡山にある実家に帰省中(寄生中?)なのだけれど、開園直後に行ってそれっきりになっていた倉敷チボリ公園が今年いっぱいで閉園とかいうので、母親のリクエストもあって、10 年ぶりに行ってみました。次に帰るのはたぶん年末だけど、そのときはここで過ごすことはないだろうし。

チボリ公園:倉敷駅裏

んーなんだろうか。もうちょっと流行っているんだと思っていたけれど、閉園とか言われるだけあってやっぱり少し閑散とした印象があって、寂しかった。平日の月曜とはいえ、夏休みだし、もうちょっとファミリーとかカップルとかいてもいいんじゃないかと思うのだけれど。でも、連れて来てもらった子供たちは額に汗をかきながらはしゃぎ回っていて、それは、僕もパパになったらこんなとこに子供を連れてきてやろうかなと思うような、とても微笑ましい光景だった。

とりあえず母が目当てにしていた、流れる水の上をボートみたいな乗り物で走るアトラクションに乗る。乗ったことあるからいいよと断ってみたのだけれど、「三人でも乗れますよ」という係員に押されて渋々乗った。んーなつかしい。最後の落差のある滑り台よりも、最初の真っ暗な中で降りる滑り台の方が怖かった。気がついたらボートが GO 体勢になっていて、心の準備さえさせてもらえない。「お?おおおおおおお!?」とか言った。その後、お店でソフトクリームと「フリフリポテト(マクドナルドでいうシャカシャカポテト)」なるものを買ってみんなでつついた。梅かつお味がなかなかウマくて、ポテトに粉末かけて振るだけなんだけど、これはいつかどこかでまたお目にかかりたい。

開園直後に来たとき連れていたのは当時付き合っていた彼女で、それ以来僕は遊園地らしい場所に行った覚えがない。家族で遊園地に行ったということで考えれば 10 年ぶりではすまないだろうなあ、と年甲斐もなくはしゃぐ母親を見ながら考えていると、「あれ乗ろう」と二つ目の乗り物を彼女(母ね)が指定してきた。イスがチェーンでつり下がっていて、動き始めると遠心力でぐるんぐるん回されながらも高さが変わったりする、土地の狭さが反映されたチボリ公園の回転系アトラクションの中でも屈指の三半規管キラーなあいつだ(ちなみに、当時の僕はその前に乗ったコーヒーカップを彼女にぐるんぐるんに回されており、すでにグロッキー状態だったにも関わらずこいつに乗せられ、あえなくノックアウトされた)。さすがに丁重にお断りし、喫煙所でお疲れパパさんたちと一緒に一服して待つ。降りてきた母は真っ青でそれ以降乗り物には乗ろうとしなかったので、余ってしまったチケットは僕と妹で消化した。最後の観覧車でさえ乗ろうとしなかった。まあ、高校生の僕でもアウトだったのに、ぼちぼち年齢制限にも引っかかりそうな彼女ではなおさらだろう。

チボリ公園:デンマークを模した町並

そのあと、土産物を売っているエリアに行ったのだけれど、ここがまた、かわいそうなくらい閑散としている。デンマークを模したテーマパークの中でも、町並みを再現した、最もデンマークなエリアにあるお店の中で売られているものは、トトロやヨーロッパ各国のお菓子や、デンマークと関係のない、岡山や倉敷のお土産品。いろいろ努力しても客足を伸ばせなかった痕跡が、ここがボトルネックであることを晒す結果になっていた。昔はもっと、チボリ公園行ったよ!的なお土産とか、涼しげなガラス工芸とかたくさんあって見るのも楽しかったことを考えれば、かつてはきっとボトルネックではなかったのだろうけれど、短絡的に売り上げを伸ばそうとした結果なんだろうと思うとちょっと寂しい。考え過ぎだといいなあ、と思いながら少し多めに買い物をした。仕事で来れなかった父親にビールと、大阪にもって帰るためのものをちらほら。母親はベンチでぐったりしていたが、このあと帰宅して、夕食に最高にうまいハンバーグを出したことには感服した。

チボリ公園:ライトアップされた観覧車

最後に観覧車に乗って、残ったチケットを完全に消化してさあ帰るかというころに、ライトアップが始まった。チボリ公園は夜になると入園料が少し安くなって、ライトアップも楽しめる。むしろそこからが本番なのだけれど、あいにくとここは、夜が遅い町ではないので、その姿を知っている人はそんなに多くはないだろうな、と思う。でも、それはとてもキレイで、そういう愛されるべきところがちぐはぐしてしまって伸び悩んだのかなあ、と夕焼けの中で光り始めたライトを見ながら考える。

チボリ公園は、後発のテーマパークだけあって、非常に丁寧に作られている。細部までこだわりまくっている感じではなくても、バリアフリー設計やたくさんの植物、外装など、今でも限られた資源の中で、最大限の努力をしていることがうかがえる。スタッフの人選や教育もしっかりとなされている印象だった。暑かったけど楽しかった。クーラーかけて涼しくした実家で甲子園やオリンピックを見るより、ここに来てよかったと思った。できれば、なくさないでほしいなあ。

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